日産自動車は12月15日、同社と同社とクラリオンが共同開発した、移動物検知機能付きアラウンドビューモニターの技術ライセンスを、日立建機に供与すると発表した。
アラウンドビューモニターは、車両周囲のカメラ映像を合成し、車の真上から見ているような映像によって周囲の状況を知ることができる。移動物検知(Moving Object Detection)は、停車時や発進時に歩行者など周囲の移動物体を検出すると運転者に注意を喚起するもので、2011年より市販車に搭載している。
日立建機は今回の技術供与により、鉱山などの大型採掘現場で運用される超大型ダンプトラックといった建機に搭載して販売できるようになり、作業車両周囲をリアルタイムに把握、安全性を高めることができる。