JEITAが公表した「ハイレゾ音源」の定義
そもそもオーディオでいう「ハイレゾ」とは「High Resolution」、直訳すると「高解像度」のこと。おおむね音楽CD(サンプリング周波数44.1kHz/量子化ビット数16bitのPCMデーター)を上回る情報量の音源をもってハイレゾとされてきたが、今年に入るまで明確な基準の定義はなかった。
しかし、社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)が2014年3月、専門委員会を設けてハイレゾの定義について検討し、結果を公開した。
そこでハイレゾとは「CDスペックを超えるデジタルオーディオ」であり、44.1kHz/16bitおよびDVD/DATで採用されている48kHz/16bitを上回る情報量のオーディオデータ、と結論付けられている。
ポイントは、サンプリング周波数と量子化ビット数のどちらかがCDスペックを超えていても、もう一方がCDスペックに満たない場合は非該当となることだ。たとえば、96kHz/24bitはハイレゾだが96kHz/12bitは非ハイレゾ、44.1kHz/16bitは非ハイレゾだが44.1kHz/24bitはハイレゾということになる。
ハイレゾ音源はネットでダウンロード!
そんなハイレゾ音源を入手する方法は、オンラインによるファイルのダウンロード購入が一般的だ。
国内では「e-onkyo music」(http://www.e-onkyo.com/)や「OTOTOY」(http://ototoy.jp/)、「mora」(http://mora.jp/)などがあり、それぞれ取り扱うレーベルが異なるため品揃えにも差がある。
海外では「HD Tracks」(http://www.hdtracks.com/)や「LINN RECORDS」(http://www.linnrecords.com/)が知られているが、契約の関係で日本からの購入に対応しない楽曲もあるため注意したい。
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次ページからGALAXY Note EdgeとXperia Z3でハイレゾ音源を試聴していく。
試聴曲はDaft Punkの「Random Access Memories」(WAV、88.2kHz/24bit)と、Pat Metheny Unity Groupの「KIN(←→)」(FLAC、96kHz/24bit)を中心に行なった。
イヤホンは2基のダイナミックドライバーを対向に配置したPUSH-PULL方式を採用する、ハイレゾロゴ取得済のオーディオテクニカ「ATH-CKR10」を使用している。
(次ページに続く、「GALAXY Note Edge SC-01Gでハイレゾ音源を試聴!」)
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