内閣官房 情報通信技術(IT)総合戦略室が7月4日、政府のIT施策進捗状況や政府の保有する情報システム関連の情報を公開する「ITダッシュボード」を公開した。政府の「電子行政オープンデータ戦略」に基づき、すべてのデータはCSVやWeb APIなど機械判読可能な形式で公開されている。
同ITダッシュボードシステムの開発は富士通が担当し、同日その概要を発表している。
ITダッシュボードは、「世界最先端IT国家創造宣言」(2013年6月閣議決定)に掲げられた施策の進捗状況や、政府各府庁の保有する情報システム数や情報システム関連予算などの統計情報を公開するサイト。利用者がサイト上で統計データをグラフ化/分析できる機能や、データを二次利用できるよう機械判読可能な形式で取得できる機能などを提供している。
同システムの開発においてはアジャイル開発を採用し、開発を進めながら毎月政府CIO(内閣情報通信政策監)からのフィードバックを受け、改善を進めてきた。今後、利用者からの意見や要望も逐次反映させていく方針。
また、開発コストの抑制と開発短期化を狙い、オープンソースソフトウェアと富士通のIaaS「FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5」を活用して開発が行われている。