インターネットイニシアティブ(IIJ)は、データベースシステムをクラウド型で提供する「IIJ GIOコンポーネントサービス データベースアドオン」のラインナップに、データウェアハウス(DWH)向けのデータベース「Pivotal Greenplum DB」と「InfiniDB」を新たに追加した。2014年7月1日より提供開始する。
これまで同社は、ビッグデータの並列分散処理環境をクラウド上で利用できる「IIJ GIO Hadoopソリューション(2012年10月に発表)」、ビッグデータ活用の効果検証を行なうトライアル環境と技術支援を提供する「IIJ GIOビッグデータラボ(2013年6月に発表)」の2つのソリューションを提供してきた。今回追加するDWHサービスは、ビッグデータに関する取り組みの第3弾で、チューニング済みのDWHサーバー、ソフトウェアライセンス、サーバーの監視・運用を、まとめて月額料金で提供する。
データベースは、従来のBI/データ集約用途に適した高い機能性と可用性を備えたPivotal Greenplum DBと、最少1台構成(1ノード)のエントリーレベルから手軽に始められる低価格なInfiniDBを用意。物理的に独立したサーバー・ストレージ環境により、他のお客様の影響をうけることなく安定した性能を確保するという。月額料金はInfiniDBで9万8000円/ノード~、Pivotal Greenplum DBで56万2000円/2ノード~になる。
導入にあたっては、初期データの移行作業や既存システムとのデータ連携機能(ETL)の構築、BIツールの構築もIIJが提供。また、希望者には利用期間約1ヶ月のトライアル環境を提供するという。