25年目のCisco Live! テーマは“IoE”と“Fast IT” 第1回
今年のテーマは「IoE」と「Fast IT」。前CEOのモーグリッジ氏も登場
25年目の「Cisco Live」がサンフランシスコで開幕
2014年05月20日 07時32分更新
5月18日(米国時間)、シスコシステムズのカスタマーカンファレンス「Cisco Live US 2014」が開幕した。2014年は、Cisco Liveの前身にあたるイベント「Cisco Networkers」が初めて開催されてから25年目の節目に当たる。そこで5年ぶりに、本社のあるサンノゼに近く、社名の由来にもなったサンフランシスコの地での開催となった。
19日に開催されたプレス向けのオープニングセレモニーで、最高マーケティング責任者(CMO)のブレア・クリスティ(Blair Christie)氏によると、25年前、1989年に開催されたCisco Networkersの参加者は、わずか200人だったという。現在は、Cisco Live USだけでその100倍の2万人が直接参加し、さらにオンラインを通じて20万人が視聴する規模にまで成長しているという。
クリスティ氏は、今年のCisco Liveにおける重要なテーマは「IoE(Internet of Everything)」と「Fast IT」の2つだと説明した。
IoEは、昨年のCisco Liveの基調講演でジョン・チェンバースCEOが発表した、モノ、人、データ、プロセスのすべてがつながることで価値を生み出すというビジョンだ。また、もう1つの「Fast IT」は、「シンプル、スマート、セキュア」なモデルで、迅速かつ柔軟に変化に対応できるITを指す。今年のCisco Liveでは、こうしたビジョンをいち早く具現化し、ビジネス価値に結びつけている顧客事例やデモを披露していくと、クリスティ氏は説明した。
なお、米国時間19日の15時半(日本時間20日7時半)からは、ジョン・チェンバース会長兼CEOによる基調講演が行われる。この模様はライブストリーミング(および放映終了後のオンデマンドストリーミング)にて、Cisco Liveの公式サイト(下記)から視聴できる。また、TECH.ASCII.jpでも近日中に記事をお届けする予定だ。
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