負荷が軽めなゲームでは、最高品質&フルHDでも快適
ワットパフォーマンスも優秀
描画が軽めなゲームの代表として「ファイナルファンタジー:新生エオルゼア」の公式ベンチマーク(キャラクター編)のスコアも比較しよう。画質は“最高品質”、解像度は1920×1080ドットで測定した。
こちらは負荷が軽めなだけあって、最高品質&フルHDでも十分快適に遊べるスコアを獲得。旧マシンの描画性能にテコ入れしたい時には良いGPUといえよう。
最後に「Watts Up? PRO」を使った消費電力を測定する。システム起動10分後と「3DMark」の「Fire Strike」デモ実行中同一シーンにおける値を比較する。
R7 260の消費電力はGTX650TiBよりずっと低い。しかし性能が出ない以上、消費電力が低いのはむしろ当たり前だ。そこで「3DMark」「ファイナルファンタジー:新生エオルゼア」のスコアを各高負荷時の消費電力で割った値、つまり1Wあたりのスコアを比較してみよう。
FF14だと差がかなり縮まるものの、どちらのベンチにおいてもR7 260の方がワットパフォーマンスの良いGPUであることがわかる。
低予算ゲームPC用としては良い選択
以上ざっくりとR7 260をテストしてきた。最新ゲームも設定を落とせばフルHDで楽しめるだけのパワーが、1万5000円程度で手に入ると考えれば、決して悪い選択肢ではない。2~4年前のGPUをアップグレードしたいが、予算がない人に最適なGPUになっている。
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