概念が新しいため、機能を表す言葉がない
もうひとつは、これらの機能を紹介する上で、役割や機能を適切に示す言葉がないという点だ。
Share Anytimeのリアルタイムコミュニケーションは、ドキュメントを共有した「会議」の形式で行う。本来は、会議という用途に限定した使い方ではないが、ここでは便宜上、「会議」という言葉を使っている。
「会議」の開催者は、元となるドキュメントファイルを「Share Anytime」で読み込みか、新規作成して、「会議」情報を設定した「シェアノート」を作成。その「シェアノート」ファイルを、電子メールなどにより参加者に送付し、参加者は受け取った「シェアノート」を読み込むだけで、サーバーとの通信が開始され、グループ・コミュニケーションが始まるという仕組みだ。そして、機能を実行する際には、「司会者」、「発言者」、「閲覧者」といった形で、それぞれ権限設定が行われるが、ここでも便宜上の名称を用意している形だ。
浮川社長は、「製品そのものも、なんというカテゴリーで表現したらいいのかわからない」と笑う。いまはグループコミュニケーションという名称を使っているが、用途の広さを考えると新たな名称に進化する可能性もある。
Share Anytimeが、企業やコミュニティ、グループなどの様々なシーンで使われることで、適切な製品カテゴリーの表現や、使用時における適切な機能や役割に関する名称などが決まっていくのかもしれない。
そんな観点からも、Share Anytimeの進化に期待したい。
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