さらばTimescape!
さてこれからどうする?
Xperiaファンには残念なことに、Xperiaの代名詞とも言えるSNS機能の「Timescape」が非搭載となった。代替候補としては、ソニー製タブレット向けに提供されているSNSアプリ「Socialife」を利用するのがよさそうだ。
ただしSocialifeは別途ユーザーがインストールする必要がある、また、アカウント設定は本体のアカウント設定とは別にする必要がある、SNSはTwitterとFacebookにのみ対応で、mixiには非対応とTimescapeの方が便利だった部分もある。しかし、Timescapeと同等のウィジェットも揃っているので、とりあえず試してみるといいかもしれない。
Socialifeのウィジェット群。Timescapeフィードに相当する「Socialife」(左)、Timescapeフレンドにあたる「Socialifeフレンド」(中央上)、Timescapeシェアにあたる「Socialifeシェア」(中央下)。Socialifeには「ビジュアル版」(右)もある
使い勝手がいいカメラ
カメラの画素が向上し、キレイな写真を撮影できるのはもちろん、使い勝手もよくなった。とくに便利なのが「モードレスUI」。静止画撮影ボタンと動画撮影ボタンがつねに画面上に表示され、事前にモードを切り替える必要がない。静止画撮影中に動画を撮ったり、動画撮影中に静止画を撮るといったことも簡単にできる。また1秒間に最大10枚の速さで連写が可能になり、子供やペットの一瞬の表情をしっかりおさえられるのもうれしい。
ヌルサク感とバッテリーの持ちは?
クアッドコアCPUとAndroid 4.1搭載、そしてタッチ操作のレスポンス向上により、あらゆる動作はキビキビとし、快適そのもの。そのぶんカメラ起動時にワンテンポ待たされる点だけはやや気になった。
バッテリー容量はXperiaシリーズ最大の2330mAh。スタミナの目安を知るためバッテリーベンチを実施してみたところ、連続駆動時間約3時間30分という結果が出た。同等スペックでバッテリー容量が少ない2020mAhの「HTC J butterfly」が連続駆動時間約4時間10分だったので、Xperia Zのバッテリーの持ちはあまりいいと得ないかもしれない。
実際に持ち歩いて利用してみたが、マップを見たり写真を撮ったりSNSに投稿したりと、普通に使っているだけでバッテリーは目に見えて減る。終日外出する際は、外部のモバイルバッテリーを携行した方が安心だろう。なお今回の試用中、ボディーの異常発熱や熱暴走による強制再起動などは起こらなかったので、その点は安心してよさそうだ。
バッテリーベンチの計測条件
LTE接続でフル充電からYouTube HD動画を連続再生し、バッテリーが切れるまでの時間を計測。画面輝度は最大で常時点灯。音量は最小でスピーカーを使用。Wi-Fi/Bluetooth/GPS/アカウント同期はオン。省電力モードはオフ。
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