BBソフトサービスは14日、同期型オンラインストレージサービスSugarSyncの新バージョン、「SugarSync 2.0」をリリースした。SugarSyncは、Windows、Mac OS、Android、iOS搭載のパソコン、スマホ、タブレットで利用できるオンラインストレージサービス。同期するフォルダやファイルの条件をより細かく指定できる点は、Dropboxなど競合するサービスにはない特徴。
SugarSync 2.0で大きく変わったのは、「SugarSyncドライブ」と検索機能の追加だ。
SugarSyncドライブは、SugarSyncが提供する仮想ドライブだ。MacであればFinder、WindowsはExplorerから、ローカルにあるファイル・クラウド上にしかないファイル含め、SugarSyncのサーバーにアップロードさせているデータを一覧で見られる。
検索機能は、同期させたマシンのファイルはもちろんのこと、クラウド上にあるファイルも検索できる。すべてのデバイス上のファイルを検索することが可能になり、ファイルを探す手間が省ける。
また、UI(ユーザーインターフェース)をシンプルにさせるため、デスクトップ、ウェブ、スマホ端末でそれぞれUIの設計を近づけた。
さらに、メールやTwitter、Facebookを使って、SugarSyncを利用していないユーザーにもファイルやフォルダをURLで共有できる、パブリックリンクという機能も追加された。
新機能の説明をした米SugarSync社のSamir Mehta(サミール・メータ)氏は、「すべてのデータにいつでも、どこからでもアクセスできるようにするのがSugarSyncのコアバリュー」だとした。
また、これまでSugarSyncは「機能は豊富だったが、それ故に複雑化していた」ことがリサーチで明らかになったそうだ。そこで「ユーザーにインタビューなどをし、今までの機能を保ったまま、いかにシンプルに使えるようにするか」を考えた。その結果が今回リリースされたSugarSync 2.0となる。
なお、BBソフトサービスでは、SugarSync 2.0のリリースを記念した「SugarSync 2.0リリース記念キャンペーン」を実施する。2013年3月31日までに新規で申し込むと、利用料金が1年間20%割引きとなる。