デバイスから「人」「情報」を守ることへ
シマンテックの製品は、これまではデバイスを対象に「守る」という点に製品開発の主眼が置かれていたという。だが、今後は情報や人を守ることにシフトしていくという。
「人を守るという点では必ず認証が必要になる。この分野はシマンテックが弱かった分野。最大手であるベリサインの買収によって、この課題を解決できる。今後は、当社が投入するセキュリティーソリューションのほとんどに、認証技術が入っていくことになる」とする。
シマンテックは、ベリサインが持つ認証技術の組み合わせによって、セキュリティー環境をより強化できるとする。これが、今後のBYODの普及にも重要な意味を持ち、同社の優位性が発揮できるようになるというわけだ。
この連載の記事
-
第594回
ビジネス
自動車工業会は、今年もJapan Mobility Showを開催、前身は東京モーターショー -
第593回
ビジネス
赤字が続くJDI、頼みの綱は次世代有機EL「eLEAP」、ついに量産へ -
第592回
ビジネス
まずは現場を知ること、人事部門出身の社長が続くダイキン -
第591回
ビジネス
シャープが堺のディスプレーパネル生産を停止、2期連続の赤字受け -
第590回
ビジネス
生成AIに3000億円投資の日立、成長機会なのか? -
第589回
ビジネス
三菱電機が標ぼうする「サステナビリティ経営」、トレードオフからトレードオンへ -
第588回
ビジネス
富士通の子会社でDX専門のコンサルティングをするRidgelinez -
第587回
ビジネス
メーカー自身が認定し、工場検査後に販売するパナソニックの中古家電 -
第586回
ビジネス
マイクロソフト、日本への4400億円のAI/データセンター投資の実際 -
第585回
ビジネス
日本市場の重要性を改めて認識する米国企業、変革期にある製造業がカギ -
第584回
ビジネス
NTT版の大規模言語モデル(LLM)、tsuzumiの商用化スタート、勝算は? - この連載の一覧へ