ソフマップとコジマの初の共同店舗「神戸ハーバーランド店」が、11月21日に、兵庫県神戸市にある神戸ハーバーランドのショッピングモール「Ha・Re」6階にオープンした。
同じビックカメラグループ、両者の強みを生かした店舗に
ビックカメラグループ傘下で、PC専門店展開および中古製品の買い取り、販売を行うソフマップと、同じくビックカメラグループで白物家電製品をはじめとする家電量販店を全国展開するコジマのコラボレーションにより、「デジタル家電、ソフトコンテンツの販売、買い取り、サポートから生活家電に至るまで、両社の強みを生かした新たな形の店舗になる」(ソフマップ 神戸ハーバーランド店の和田真輔店長)としている。
また、コジマ 神戸ハーバーランド店の友田均店長は、「これまでの店舗ではできなかったソフマップが扱う製品とのセットプライス提案などにも踏み出すことできる。お互いの強みを生かした新たな売り場づくりに取り組みたい」とする。
新店舗には、コジマの寺崎悦男社長、ソフマップの中西敏広社長が駆けつけ、陣頭指揮を振るうなど、両社にとっても戦略的店舗であることを感じさせるオープンとなった。
神戸ハーバーランドは、2013年4月に、イオンモールと三菱倉庫が中心となり、地区全体を大型ショッピングモール「umie(ウミエ)」としてリニューアルオープンする予定であり、今回の共同店舗の出店は、モール全体として白物家電製品の売り場を求めたイオンモール側の要望に応えた形になる。
ソフマップの中西敏広社長は、「今年2月頃から、リニューアルに向けた検討を行っていたが、5月にコジマがビックカメラグループ入りしたことで、より強力な形で生活家電製品とのコラボレーションができる体制が整い、コジマの寺崎社長と話し合い出店を要望した。ビックカメラでなく、コジマの出店としたのは私が要請したもの。ソフマップ単体では昨年度約40億円の売り上げ規模だったが、相乗効果により初年度50億円の売上高を目指す。このコラボレーションが成功すれば、コジマの店舗にソフマップが進出するといった新たな協業を目指すことができる」などとした。