「ARROWS V」前回のおさらい
ドコモ2012年冬モデル、富士通の4.7型ハイスペックスマホ「ARROWS V」。色っぽいボディーに、クアッドコアCPUのTegra 3(1.5GHz)、2GBメモリー、64GBの内蔵ストレージという鬼スペックを備えている。ゲーム、HD動画、処理性能……量産型試用機をレビューした結果は「男子的、圧倒的」。やんちゃなところもありそうだが、マッチョな処理能力に惹かれる1台だった。(第1回を読む)
ぶっちゃけ使いやすい? カメラの性能どう?
今月初めに掲載した第1回からだいぶ間が空いたが、男子のあこがれ、高性能スマホ「ARROWS V」だ。
じつはARROWS Vを動かして初めに驚かされたのは、カメラがとても「明るい」ことだった。ふだんは暗く写ってしまう編集部の室内が、パッと明るく撮れたことにいたく感動した。カメラは裏面照射型CMOS「Exmor R for mobile」を使った1310万画素。とくに高感度、暗がりに強い性能が思いきりあらわれたことになる。
今回はARROWS V片手に街を歩き、カメラ、通信速度、そしてスマホを人間目線で使いやすくするという富士通独自開発の技術「ヒューマンセントリックエンジン」について、その性能を試していく。なお、使ったのは量産型試作機なので、ご注意を。
※記事内の性能評価値はすべて、量産型の試作機をもとにしたデータです。実際の製品版データとは異なる可能性がありますのでご了解ください。
山手線でXi(LTE)の通信状態をチェック!
まずはスマホの命、通信速度が気になるところ。
ARROWS VはLTE通信に対応している。ドコモのXiは理論値で下り最大100Mbpsだ
※。エリアも着実に拡大し、今や「まだ3Gだけって……」へと変わりつつある。そこで山手線をくるっと回り、主要駅の通信状況をチェックみた。
※下り最大100MbpsのXiサービスは東北、北信越、四国、沖縄の一部地域で11月からスタートします。
最速は上野駅。ページの表示がはやく、快適にサイトを閲覧できた。気になるのは対応エリアだが……Xiのエリア拡充は約束されているので、あとは時間の問題だろう。もちろん、本製品はFOMAのエリアも使えるので、電波に困ることはなかった。Webページの読み込みも標準的なスピードでストレスはゼロだ。