シャープが「ヘルシオ」の名を冠したIHジャー炊飯器「ヘルシオ炊飯器」を発表した。9月20日に発売する。
ヘルシオ炊飯器はプレミアムモデルの「KS-PX10A」(予想実売価格9万円前後)と、スタンダードモデルの「KS-GX10A」(同7万円前後)の2機種がある。プレミアムモデルのほうがお米の炊き方メニューや応用料理メニューなどが多い。
ペンギンと魚群の動きを応用した
「かいてんユニット」が最大の武器
ヘルシオ炊飯器の最大の特徴は、内釜に「回転水流」「上昇水流」「湧き出し・吸い込み水流」という3つの水流を生む「かいてんユニット」。ペンギンの後退翼の仕組みを応用した回転羽によりお米の飛び散りを減らしつつ、魚群のようならせん状の水流によりお米同士の衝突を減らす。
このかいてんユニットは、お米を炊きあげる4つの行程すべてで有効に働く。まず洗米行程では、うまみや栄養の宝庫である「サブアリューロン層」を残しての洗米が可能だ。
洗米はヌカを落とすために行なうが、普通に手洗するとサブアリューロン層もいっしょに削れてしまう。しかし、ヘルシオ炊飯器ではかいてんユニットの回転数や回転時間を水温センサーと負荷センサーによりコントロールすることで、手洗いに比べて栄養素の残存量が約20%アップするという。
ちなみに、洗米は本機がやってくれるわけだが、洗米の前に1回、洗米後に2回水を取り替える必要がある。