8月8日、富士通と富士通フロンテックは、世界最小・最薄というPCログイン専用の非接触型手のひら静脈認証装置「PalmSecure-SLセンサー」を開発し、外付けタイプのスタンダードセンサーとマウスタイプセンサーを販売開始したと発表した。
これは、2010年1月発売の既存モデル「PalmSecure-LTセンサー」の認証レベルを維持したまま、体積比約4分の1という小型化に成功したという製品。手ぶれ対策、ガイドレス認証を実現するとともに、省電力モードを備える。これにより机上のスペースを有効活用でき、モバイル用途でも快適な操作で利用できるとしている。
そのほか、センサーを使用しない状態が10秒間続くと自動的に省電力モードに移行する省電力機能を搭載。消費電力を最大2.5W(通常)から約0.2W(省電力モード)に削減できる。
なお、PalmSecure-SLセンサーは認証ソフトウェアを同梱していない。そのため、同社のPCログインシステムとの組み合わせのみで動作可能だという。