「自作PC用のCPUクーラーとしては世界で初めてバーティカルベイパーチャンバーを搭載した」というクーラーマスター製の「TPC 812」が近日発売予定となっている。
サイドフロータイプの同製品は、バーティカルベイパーチャンバー+ヒートパイプのデュアル熱移動技術を採用するのが特徴のCPUクーラー。
銅製のベース部からU字に延びた2枚のバーティカルベイパーチャンバーは内部が空洞になっている板状で、空洞部分には冷媒となる液体を封入。冷媒は熱くなると気化して熱を奪い、冷えると液化して熱を放出する仕組みだが、この繰り返しによって熱を移動するという。加えて6本のヒートパイプと合わせて運用することで、より熱処理の性能を向上させるのを特徴としている。
搭載ファンは120mmタイプで、回転数は600~2400rpm、風量は19.17~86.15CFM、騒音値は19~40dBA。サイズは138(W)×103(D)×163(H)mm、重量約978g。対応ソケットはLGA 2011/1366/1156/1155/775、Socket FM1/AM3+/AM3/AM2+/AM2。予価は9000円前後の予定となっている。