6月5日、リコーの国内販売子会社リコージャパンとシスコシステムズは、中堅中小企業を対象とする通信コミュニケーション分野での協業を発表した。
これは、ユニファイドコミュニケーション(UC)のためのクラウドサービスと運用管理の支援サービス、各種デバイスなどをワンストップで提供する「リコービジネスインターネットサービス(RBIS)」をリコージャパンが提供するというもの。
具体的には、「Cisco Unified Communications Manager」によるPBX機能やユニファイドコミュニケーション環境をクラウド(リコーのセンター)に構築し、リコージャパンがサービスとして提供する。ユーザー企業とリコーのセンターを結ぶIP-VPNの構築や運用もリコージャパンがワンストップで提供する。
これにより、ユーザー企業はPBXの保有や運用管理をすることなく、内線/外線電話が可能となり、またスマートフォンや携帯電話を内線電話として利用することが可能になる。さらに、メール、Web会議やチャットなどのコミュニケーションツールも用意。「外出先からモバイル端末でWeb会議に参加する」ことなどが可能になるという。
ユーザー企業とリコーのセンターを結ぶIP-VPNの構築や運用、シスコ製のIP電話機や各社のスマートフォン/タブレット端末などのハードウェアを一括導入する体制も、リコージャパンが用意する。ネットワーク接続やセキュリティの設定もワンストップで行なうため、ユーザーは安心して導入できるとしている。
ヘルプデスクサービスや遠隔監視は、リコーグループの運用・保守サービス提供会社リコーテクノシステムズが提供。全国381拠点の専門技術者によるオンサイト保守も行なう。
RBISの提供料金は、100ユーザー/2拠点で月額20万円程度に見込みという。