6月1日、センチュリー・システムズはCPUの強化により従来製品よりスループットを向上させたVPNルーター「FutureNet NXR-350/C」を発表した。
これは、同社のギガビットVPNルータ「FutureNet NXR」シリーズの中でも、中~大規模の拠点側、および小~中規模のセンター側向けの新製品。CPUにデュアルコアのネットワークプロセッサを採用し、スループットを大幅に向上。IPフォワーディング性能は最大で約1.9Gbps(1514 バイト/パケット、双方向時)を実現する。
インターフェイスは、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tを5ポート搭載(内4ポートはLAN側用スイッチ)。データ通信カードの接続用にUSB 2.0インターフェイスを搭載しており、各種3.5G 回線(FOMA、au、ソフトバンク、イーモバイル等)にも対応できる。VPN機能としてIPsec やGRE、L2TPv3をサポートしており、有線やモバイルデータ通信を利用したVPNネットワークを構築できる。BGP-4やOSPF等のルーティングプロトコル、VRRP等をサポートし、2つの有線もしくは有線とモバイル通信による回線二重化や、ネットワーク経路、装置の二重化にも対応可能だ。
FutureNet NXR-350/Cの価格はオープンで、出荷開始は6月中旬の予定。