ソフトバンクモバイルは、「SoftBank 4G」向けのモバイルルーターで、下り最大110Mbpsに対応したファーウェイ製端末「ULTRA WiFi 4G 102HW」を発表した。発売は9月以降の予定。
SoftBank 4Gが利用するAXGP方式のネットワークは、理論値的にはもともと下り最大110Mbpsだが、現在販売されている「ULTRA WiFi 4G 101SI」(セイコーインスツル製)では端末の性能上、下り最大76Mbpsまでの対応だった。102HWはネットワークの性能を最大限活かせる初の端末になる。
SoftBank 4Gのエリア以外では1.5GHz帯を用いたULTRA SPEEDにも対応しており、こちらの通信速度は下り最大42Mbps(DC-HSPA+)。無線LAN部分は最大300MbpsのIEEE802.11nに対応する。重量は約135gで、バッテリー容量は3000mAh。連続通信時間は4G利用時で7.5時間。
SoftBank 4G用のモバイルルーターとしては、下り最大76Mbpsまで対応の「ULTRA WiFi 4G 102Z」(ZTE製)も同時に発表されている。こちらのバッテリー容量は2800mAhで8月以降の発売予定。
発表会ではSoftBank 4Gの状況についても説明が行なわれ、2012年度末までには政令指定都市を100%カバーするとのことである。