1ランク上のUltrabook、日本HP「ENVY14-3000 SPECTRE」を使いこなす 第1回
プレミアムUltrabook、日本HP「ENVY14」のデザインを愛でる
2012年05月25日 11時00分更新
ひと味違う「Ultrabook」なら、「ENVY14-3000 SPECTRE」
昨年の年末商戦以来、モバイルノートのカテゴリで最もホットな製品となっているのがUltrabookだ。つい数年前までモバイルノートは15万円から20万円前後の製品が主流で、PC全体の出荷ボリュームの中ではどちらかといえば高級機にあたる存在だった。
しかし、インテルの強力な後押しによってUltrabookがノートPCのカテゴリーとして成立したことで、魅力的なモバイルノートが各社から潤沢に供給されるようになり、価格も10万円から15万円と多くのユーザーにとって手に届きやすい範囲に下りてきた。
しかしUltrabookのカテゴリー化は、製品の差別化を難しくしているという側面もある。かつては、モバイルノートといえば各PCメーカーの個性が最も端的に表れる製品だったが、Ultrabookの場合ほとんどの製品が13.3型ディスプレー(最大解像度1366×768ドット)を搭載した重量1.3kg程度のマシンとなっており、一見しただけでは違いが分かりにくい。各社から多くの機種が登場しているといっても、このカテゴリーに当てはまらないモバイルノートを求めるユーザーには依然として選択肢の少ない状況が続いている。
このようなモバイルノート市場に、いわば「1ランク上のUltrabook」として明確な違いを打ち出して登場したのが、日本ヒューレット・パッカード(日本HP)の「ENVY14-3000 SPECTRE」だ。Ultrabookと銘打って販売されているが、従来のUltrabookとは一線を画すスタイルのこの製品、どのようなユーザー体験が得られるのか、これから6回にわたって詳しく見ていきたい。
主なスペック | ||
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製品名 | 日本HP「ENVY14-3000 SPECTRE」 | |
種別 | HP Directplusモデル | 量販店取り扱いモデル |
価格 | 14万9100円(HP Directplus直販価格) | オープンプライス(店頭想定価格13万5000円前後) |
CPU | Intel Core i7-2677M(1.8GHz) | Intel Core i5-2467M(1.6GHz) |
メインメモリー | 4GB PC3-10600(最大4GB) | |
ディスプレー(最大解像度) | 14型ワイドHD+ラディエンス・ディスプレー(1600×900ドット) | |
グラフィックス機能 | Intel HD Graphics 3000(CPU内蔵) | |
ストレージ | 約256GB SSD(128GB×2) | 約128GB SSD |
インターフェース | USB 3.0端子(電源オフUSBチャージ機能対応)、USB 2.0端子(電源オフUSBチャージ機能対応)、Mini DisplayPort端子、HDMI端子、ウェブカメラ | |
本体サイズ/重量 | 約幅327×奥行き221×高さ20〜23mm/約1.83kg | |
バッテリー駆動時間 | 約9時間30分 |