11月7日、ライブドアはポータルサイト運営事業をグループ会社のNHN Japanに移管し、社名を「株式会社データホテル」(英語名: DataHotel Co.,Ltd.)に商号変更すると発表した。実施は2012年1月1日。
ライブドアは、2010年4月に韓国NHNグループの日本法人NHN Japanが買収。現在の主たる事業は、
- ポータルサイト「livedoor」の運営
- 2000年4月より行なっているデータセンター・ネットワーク関連
となっている。
来年より前者がNHN Japanに移管され、ライブドアは企業名からサービス名となる。そして、残るデータセンター・ネットワーク関連を、ライブドア改めデータホテルが運営する。データホテルの代表取締役社長には、現在ライブドア執行役員ネットワーク事業部長の嶋田健作氏が就任する。
データホテルが担当する事業は、データセンター事業、ホスティング事業、ASP事業、インターネット接続サービス事業など多岐にわたっており、合計5000社以上の顧客を抱える。特に主力事業であるフルマネージドホスティングサービスは、サーバーの提供や24時間365日の保守・運用を含めて、運営に必要なオペレーションをワンストップで提供するライブドアならではのサービスとしている。また、2011年8月に韓国データセンターの提供も開始しており、DR(ディザスタリカバリ)やアジア圏への事業進出を視野に入れる企業からの注目を集めているという。
新会社では、この強い基盤を活かしながら、さらにクラウドサービスや新規ビジネスの開拓に資源を集中し、グループ会社との連携をとりながら事業拡大を図っていくとしている。