マカフィーが「安全なオンラインバンキングのためのセキュリティアドバイス」を発表
オンラインバンキングを安全に!世代別セキュリティ対策とは?
2011年08月29日 06時00分更新
8月26日、マカフィーは「安全なオンラインバンキングのためのセキュリティアドバイス」を発表した。
これは、スマートフォンやタブレットの普及に伴い、つねにアクセス可能なオンラインバンキングの利用が増加していることから、個人ユーザーの安全なオンラインバンキングを促進するために行なうというもの。同社は、オンラインにおける行動やセキュリティ習慣に年齢が大きな役割を果たしており、個人ユーザーのオンラインバンキング行動は3つの世代カテゴリーに分類されると考えている。そこで、個人ユーザーの行動を「18~24歳」「25~45歳」「46歳以上」という3つの世代別カテゴリーに分けた上で、アドバイスをしている。
まず、18~24歳は、もっともテクノロジーを使いこなすが、自信過剰になりがちで、基本的なセキュリティ対策さえも怠る傾向があると分析。無料のスキャンツールなどでマルウェアやトロイの木馬、怪しいプログラムなどがPC上にないことをチェックし、信頼できるセキュリティベンダーのセキュリティソフトをインストールするよう勧めている。その上で、オンラインバンキングの際には、他の作業をしないように注意している。
続く25~45歳は、他のカテゴリーよりもセキュリティソフトをインストールしている割合は高いのが、自身のセキュリティに対して過大評価する傾向があるという。そして、ユーザー名/パスワード、住所などの個人情報を求める銀行からの未承諾メールに応答しないよう注意。本物のメールだと思ったとしても、リンクをクリックしたり、メールの添付ファイルを開いたりしないようにとしている。
46歳以上は、若い世代よりもオンラインで慎重な傾向があるとしたものの、「年配の方は、若い世代と比較してオンライン詐欺に騙されやすい傾向がある」と指摘。引き続き警戒を怠らないよう警告をしている。オンラインバンキングなどで使うパスワードについては、アルファベットの大文字と小文字、数字、記号を組み合わせ、少なくとも8文字以上にしたパスワードにした上で、3カ月に一度の頻度でパスワードを変更することの習慣付けを推奨している。
ほかにも、本アドバイスではモバイルデバイスを使ったオンラインバンキング(モバイルバンキング)を利用するユーザー向けの注意なども行なっている。オンラインバンキングユーザーであれば、一度目を通してはいかがだろうか。