4月7日、日本IBMはXeon E7プロセッサーを搭載するインメモリコンピューティングアプライアンス製品「IBM System x ワークロード最適化モデルfor SAP HANA」を発表した。
これは業務システムのデータベースのデータをメモリ上に展開し、HDDより高速アクセスが可能なSSDをトランザクションログ領域として活用する専用ハードウェア。こうした高速化の追求により、検索やモデル化、分析化のリアルタイム実行が可能となっている。
新製品は、IBMの次世代x86サーバーのアーキテクチャー「第5世代 Enterprise X-Architecture (eX5)」に準拠。大容量メモリを搭載可能な「IBM System x3690 X5」や「IBM System x3950 X5」に、「SAP In-Memory Appliance software(SAP HANA)」をあらかじめ搭載する。また、サーバー機種やプロセッサー数、メモリー容量などが、リアルタイムでの検索や分析のワークロードに最適に構成されている。
データ容量に応じた5種類のモデルが提供されており、価格は1180万円から。日本IBMおよび同社のビジネス・パートナーから販売し、5月27日から出荷する。