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アーク「HD革命/BackUp」がオンラインストレージに対応

2011年04月08日 13時30分更新

文● ASCII.jp編集部

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 アーク情報システムは8日、Windows用バックアップソフト「HD革命/BackUp」をバージョンアップ、「HD革命/BackUp Ver.11」として28日に発売する。新たにオンラインストレージへのバックアップが可能になり、HDDや大量のDVD/BDメディアなどを用意する必要がなくなった。

パッケージは3種類。左から、「HD革命/BackUp Ver.11」「同 with Partition EX」「同 CD起動版」

 HD革命/BackUp Ver.11では、バックアップファイルの書き出し先として、マイクロソフトが提供するクラウドサービス「Windows Live」のオンラインストレージ“SkyDrive”、およびグーグルが提供する“Googleドキュメント”に対応。システムドライブやデータドライブの大容量化に合わせて、従来は同容量以上のHDDか、大量のDVD/BDメディアが必要だったが、事前にこれらのオンラインストレージにサインアップしていればネットワーク環境だけでバックアップが取れるようになった。

 2つのオンラインストレージをサポートした理由について同社は、「SkyDriveは利用できる容量全体は大きいが、1ファイルあたりの容量が少ない。逆にGoogleドキュメントは1ファイルあたりの容量制限は緩い代わりに、容量全体としては大きくない。バックアップしたいファイルの容量や数(総量)に合わせて選択できるようにした」としている。

 このほか、PCを買い替えた際の環境移行に便利な「どこでも復元機能」で、ネットワークドライバーのダウンロード機能を追加し、環境を復元したPCから即時ネットワークアクセスが可能になった。

 また、インターフェースを改良してステップごとの作業内容をわかりやすく提示。手軽に済ませたい場合は、途中をスキップしても初期設定値が自動的に割り当てられ、後からバックアップ元や先のドライブ、自動バックアップのスケジュールやタイミングなどを変更できる。これにより、いちいちマニュアルやオンラインヘルプに頼ることなく操作が進められるという。

 さらに、PCのシステム不具合で起動しなくなった場合、付属の起動CDからブートしてHDD内のファイルを選択、ネットワーク経由でコピーするデータ救済用「ファイルコピーツール」を収録した(CD起動版パッケージのみ)。

 対応OSはWindows 7(32bit、64bit対応)/Vista(32bit)/XP(32bit)。パッケージは3種類用意され、価格は通常版が8780円、パーティション操作ソフトをセットにした「同 with Partition EX」が1万920円、システムにインストールせずCD起動してバックアップ&リストアを行なう「同 CD起動版」が6280円。


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