製品は数あれど、存在感は薄い?
Windows 7搭載タブレット
飛ぶ鳥を落とす勢いのAndroidタブレットに比べると、製品展示の数は多いものの、注目度という点ではいささか劣る印象を受けるのがWindows 7搭載のタブレット端末――いわゆる「スレートPC」だ。
Windows 7自体は各種の改良を加えたことで、タッチパネル操作でもある程度使いやすくなっている。しかし、細かいウインドウ操作やタッチ操作を考慮していないアプリケーションの操作になると、途端に使いにくさを露呈してしまう。こうした実情が知れ渡ったこともあり、素のままのWindows 7では魅力的なタブレットを作りにくい、というのが現状だろうか。
冒頭写真にある、韓国Yukyung Technologiesのピュアタブレット「ViliV X70」はむしろ例外的存在だ(COMPUTEX TAIPEI 2010でインテルが発表した新Atom「Oak Trail」を採用している)。CES 2011で目を引いたスレートPCでは、ピュアタブレットよりも、なんらかの形でキーボード操作を関与させているものが目に付いた。
純粋なタブレット機ではないが、デルの「Inspiron Duo」は、ディスプレー部分が縦に回転してタブレット型にもなるネットブックとして注目を集めている。実用性はともかく、ギミックとしての面白さには誰もが心惹かれるようだ。
そのほかの注目タブレット
この連載の記事
-
第10回
AV
CESで見つけた、思わず欲しくなる2011年のテレビ -
第9回
スマホ
これぞパソコンの未来形!? 合体スマホ ATRIX 4G登場 -
第9回
PC
日本未発表製品も多数! Sandy Bridge搭載ノート&AIO -
第7回
PC
ARMへの対応で新たな船出をするWindows -
第6回
PC
「見る・録るすべて3D」で大攻勢をかけるソニー -
第5回
PC
デル、Tegra 2搭載の7インチタブレット Streak 7発表 -
第4回
PC
NVIDIAのTegra 2搭載スマートフォンはSuper Phone!? -
第3回
PC
インテル、第2世代Core i向けの映像配信サービス発表 -
第2回
PC
マイクロソフト、ARM版Windowsの開発を正式発表 -
第1回
PC
ASUSTeK、Android 3.0搭載タブレットを多数発表! - この連載の一覧へ