マザーボードの拡張スロットに取り付けることで、4-way SLI動作を可能にする増設カード「ROG XPANDER」がASUSTeKから発売となった。
今年6月のCOMPUTEX TAIPEI 2010、そして国内で9月に行なわれたイベント「2010 AKIBA PC-DIY EXPO 秋の陣」でお披露目された、ウルトラハイエンドユーザー向けの増設カード「ROG XPANDER」。本当に発売されるの? と思っていたユーザーも多いだろうが、そこはASUSTeK。しっかりと国内販売にこぎつけた。
製品は、拡張スロットの構成上、同社のマザーボード「Rampage III Extreme」と「Rampage III Formula」専用となる。4-way SLI動作を可能にする4本のPCI Express(2.0) x16スロットを備えた基板上には、PCI Express 2.0ブリッジ「nForce 200」を2基搭載し、冷却クーラーも装備している。
装着後は写真のようなイメージとなり、当然マザー側の拡張スロットは利用できなくなるほか、PCケースへの搭載も不可能となる。また、「マザーボード側の基板から、装着後の『ROG XPANDER』まで物理的スペースが約26mmとなる」ということで、各種ケーブルやコネクタ類の接続には注意が必要だ。
付属品として4-way SLI用のブリッジコネクタや相互接続用のPCI Expressブリッジ基板(Golden Finger PCIe connectors) が同梱されている。
価格は1万1980円で、アーク(近日入荷)やドスパラ秋葉原本店、ツクモパソコン本店、TSUKUMO eX.で販売中だ。そもそも4-way SLI利用が前提で、さらにケースに組み込まないで使用するという猛者向けのアイテムだ。