10月25日、サイボウズは、無料グループウェア「サイボウズLive」の自由登録制を開始した。
サイボウズLiveは、2009年11月26日に招待制でサービス開始した無料グループウェア。本日より利用者からの招待無しに、誰でもサービスが利用できるようになった。
同時に、システムアップデートを実施し、ビジネスのためのソーシャルネットワークとしての機能を追加。追加されたのは、公開プロフィールやマイクロブログ機能、Twitter連携機能などとなる。
公開プロフィールとは、サイボウズLiveにログインしてない人に対しても、ビジネスプロフィールを公開する機能。公開プロフィールを作成することで、オンライン上の名刺がわりに使用できるとしている。
また、マイクロブログ機能は、利用者が140文字のテキストと画像を投稿し、近況を知人と共有できる機能。近況報告などを書き込むことにより、ビジネスパートナーとのつながりを維持強化できるという。
さらに、ユーザーが増加しているTwitterとの連携機能も追加。電子メールでのみ可能だったサイボウズLiveのグループ参加依頼を、TwitterのDM(ダイレクトメール)で送信できるようになった。加えて、サイボウズLive上でTwitterアカウント名を使って知人を検索可能にした。Twitter上で交流のある知人をサイボウズLive上で発見し、サイボウズLiveでのコラボレーションをスムーズに開始できるという。
サイボウズLiveは無料のグループウェアだが、再来年の2012年2月よりオプションの有料プランを提供予定とのこと。有料プランでは21名以上のグループに対し、1名追加につき月額100円の月額費用が発生する。また、有料プランが開始されるまで、無料で1グループあたり100人まで利用可能となった。同時に、無料で利用できる1グループの標準ディスク容量を500MBに増量した。
当日行なわれた発表会でサイボウズ 代表取締役社長の青野慶久氏は、この日に向けてサーバーを増強したので100万ユーザーでも大丈夫だと胸を張った。また、月額100円という料金に対して、今後これ以上高くすることはないと明言した。
プロダクトマネージャーの丹野氏は、質疑応答でサイボウズLiveの数値目標について尋ねられると、既存のサイボウズの出荷アカウントである300万アカウントをひとつの通過点として3年程度で並ぶ規模のユーザー数を獲得したいとした。