8月27日、メッセージラボ ジャパンは、国内外におけるスパムの特徴についての調査結果を発表した。
調査によると、現在、全世界で送信されているスパムの内、約4%(1日約10億通)が「出会い系」といわれるスパムであるとのこと。また、日本の出会い系スパムと、海外の出会い系スパムの手口には違いがあることも明らかになるとともに、日本人も海外から送付される「出会い系」スパムの被害にあっているとした。
日本の出会い系スパムで多いのは、スパムメールにより出会い系サイトに誘導し、別の登録者とコンタクトを取るために必要とされるポイント(料金)を支払わせるタイプ。一方、海外では、被害者にメールや出会い系サイトで接触後、メールでのやり取りにより被害者と1対1の関係を築き上げ、「交際をしている」という錯覚させ、金銭を騙し取るという手口が特徴とした。
同社では、出会い系スパムの被害者にならないためには、出会い系サイトすべてが悪いわけではないと前置きした上で、サイバー犯罪者達も「ターゲット」探しに出会い系サイトを利用している可能性がある事実を忘れてはいけないとした。