4月27日、富士通ソーシアルサイエンスラボラトリは、FAX業務の効率化とコスト削減、情報漏えい防止を実現するFAXサーバソフト「FAXFactory」を同日より販売すると発表した。
FAXFactoryは、オフィスに多数ある複合機やFAX機の回線を回線をサーバに集約することで、ネットワーク上のすべてのPCからFAXの送受信をできるようにするソフトだ。自社開発のFAXシステム「PerfectStation」のノウハウを活かし、送受信のみに機能を絞った製品で、1時間に500枚程度までのFAXを扱うことができる。
PCで作成した書類を印刷することなく直接FAX送信できるほか、TIFF形式で受信したFAXをPDF/JPEG/PNG形式に変換してサーバから取り出せる機能も実装している。また、オプションになるが、FAX受信後に指定のメールアドレスに通知を行なう機能も提供する。さらに、ISDN回線を1台のサーバに最大16回線集約できるため、回線使用料の削減にもなる。
既存の業務システムとの連携に活用できるコマンド方式のインターフェイスを標準装備しているため、ユーザー企業の発注システムから出力される注文書を自動でFAX送信するというようなカスタマイズも可能だ。
本ソフトの対応OSはRed Hat Enterprise Linux 5.3(for x86)となり、価格は下記の表の通り。
メニュー | 価格 |
---|---|
Fax送信 | 105万円 |
Fax受信 | 105万円 |
ISDNライセンス(1回線) | 10万5000円 |
Fax送受信をメールで通知する機能 | 52万5000円 |
TIFFで受信した画像をPDFやJPEG、PNGに変換する機能 | 21万円 |