先日お伝えした通り、本日24日(土)、CAFFE SOLARE(カフェソラーレ)LinuxCafe秋葉原にてマスターシード主催のイベント「SilverStone 新製品発表会」が開催された。600W電源を搭載したMini-ITXケース「SG07」やメインストリーム向けとなるスチール製ケース「PS05」、「PS04」といった新製品の展示・解説と、SSDをHDDのキャッシュとして使用することで高速化を図る「SST-HDDBOOST」についてのセッションなども行なわれた。
18cmファンを搭載する究極のMini-ITXケース「SG07」
同イベントで最も注目を集めたのが、Mini-ITX対応のPCケース「SG07」だ。Mini-ITXケースながら、なんと600Wの80PLUS BLONZE認証の専用電源を搭載。「SG07」のために新たに開発されたという吸気用の18cmファン「AP181」を搭載し、ハイスペックなPCを構築可能となる。主なスペックは、全体サイズが222mm(W)×190(H)×350(D)mm、ベイ数は5インチスリム×1と3.5インチ×1、2.5インチ×2となっている。
実際、会場に設置されたデモ機は、CPUに「Core i5-661」、マザーボードにIntel「DH57JG」、さらにビデオカードにボード長305mmのハイエンドモデル「Radeon HD 5970」を組み合わるという、ちょっとMini-ITX環境では考えられない構成を実現。会場を訪れるユーザーの目をひいていた。
なお、発売は5月末から6月あたりを予定しており、価格は2万4800円から2万9800円程度になるとのこと。もはや、完全にMini-ITX対応ケースの価格ではないが、小型でハイエンドなPCを目指すユーザにとっては注目の製品となりそうだ。
独自グリルによって風の拡散を防ぐ
吸気専用ファン「AP121/181」
今回もう1つ注目のアイテムとして紹介されたのが、吸気専用ファン「AP181」と「AP121」。これらの製品は、独自のグリル機構をつけることで、吸気した空気を螺旋状に回転させてエアの拡散を防ぐことで、風量を増加。目的の場所に直接風を当てられるという。
「AP181」は前述のMini-ITXケース「SG07」にも搭載されている18cmモデルで、回転数は700rpmと1200rpmのいずれかをスイッチで切り替えられる。「AP121」は12cmサイズのファンで、回転数は最大1500rpm。こちらは別途、回転数を制御可能なコネクターが付属する。
販売は5月末から6月上旬を予定しており、価格は「AP181」が2500円前後、「AP121」は2000円前後になるとのことだ。
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