4月13日、富士通は企業向けデスクトップPC「ESPRIMO」、ノートPC「LIFEBOOK」のラインアップを一新したと発表。全6シリーズ31機種を同日から発売する。液晶一体型モデルでは筺体を変更し、LIFEBOOKではCore i7搭載モデルをラインアップに加えた。
液晶一体型モデル「ESPRIMO K550/A」では、キーボードを液晶下部に収納でき、排気口を筺体上部に配置することで、机の奥にPCを設置できるよう筺体デザインを一新。光学ドライブやUSBポートを前面に設置可能で、外付けストレージや周辺機器の扱いやすさが向上している。カスタムメイドにも対応する。
特にK550/Aの17インチディスプレイモデルでは、医療機関や公共施設向けに、液晶のタッチパネル化や抗菌キーボード/マウスの選択も行なえる。
コンパクト型デスクトップPCの「ESPRIMO D550/A」と「同D530/A」は、パソコン本体から液晶ディスプレイに電源を供給する機能を持つ。電源ケーブルが1本で済むため、コンセントの節約が可能だ。また、使用状況に応じ電気料金やCO2排出量などを計測するアプリケーション「Systemwalker Desktop Patrol Lite」を標準添付する。
さらに、医療機器電波規格の「JIST0601-1-2:2002」や情報技術機器の安全規格「IEC60950-1」、電波規格「CISPR22/CISPR24」を取得した「薬事法対応モデル」も提供する。
一方、ノートPCでは新たに「LIFEBOOK E780/A」が登場する。CPUにCore i7や1920×1080ドットのフルHD液晶、vPro テクノロジー、暗号化機能付きのSSDを搭載するなど、企業ユースを考えつつ高性能を求めるユーザーに応える。
そのほか、コンパクト・スリムモバイル「LIFEBOOK P750/A」では、NTTドコモのFOMAカードを利用したHIGH-SPEED対応無線WANモデルも提供される。
さらに、今回発売のLIFEBOOKでは、海外の対象地域に滞在中にPCが故障した場合に現地で修理を行なうサービスが用意されている(下記の「海外でのノートパソコンの修理について」を参照のこと)。