撮影はRAWが基本
撮影モードはプログラムオートを始め、絞り、シャッター優先オート、マニュアル、動画、さらに撮影ではないが、ボイスレコーダー機能も備わる。動画はQVGAサイズなのでオマケ程度に割り切ったほうがいい。
設定を素早く呼び出すための「クイックセット」。背面の「QS」ボタンを押す毎に切り替わる。設定できる項目は「Qs1」(左)でISO感度、測光方式、ホワイトバランス、ストロボ、「Qs2」(右)で記録サイズ、ドライブ設定、カラーモード、記録方式。各項目を自由に並び替えたり入れ替えたりできれば使い勝手はかなりよくなると思われる
カラーモードの撮影サンプル
カラーモードは7種類から選択可能で、名称と効果が分り易い。一番色が派手なのがビビッド、色が浅いのはニュートラル。ポートレイトは人物用に色が浅めで赤系の発色がよくなる。なお、白黒とセピアはJPEG撮影時にしか選択できない。
RAWデータからのカラーモード出力
RAWデータからの現像時にもカラーモードが選択可能だ。白黒とセピアは選択できないが、それ以外の発色の違いがわかる。
同一シーンでJPEGとRAWで撮影した画像の比較
RAWからの現像時にJPEG品質は「最高」を選択。細部の再現性はRAW撮影のほうがJPEG撮影よりも細かく再現されている。JPEG撮影のほうも画質は「fine」を選んでいるが、細かい部分が潰れてしまっている。
ファイルサイズそのものに2倍程度の差があるので画質にも影響が大きいが、カメラ内での最高設定のJPEGでも圧縮率はかなり高い。あくまでもJPEG記録はおまけ程度に考え、RAWでの撮影を基本にしたほうがいいだろう。
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