放送の日、地デジとUstreamで議論が白熱(22日)
1943年、当時のNHKが「放送記念日」と制定した3月22日。2010年の同日に、ネットメディアを代表する著名人たちが本音で意見を交わすUstreamの生番組に多くのユーザーが注目した。
NHKは同日「激震 マスメディア~テレビ・新聞の未来~」というネット時代のマスメディアのあり方について考える討論番組を放送。番組の公式アカウント(@NHK_media)とハッシュタグ「#nhk_media0322」を用意し、Twitterを通してリアルタイムで視聴者の声を討論に参加させるという形をとった。
その裏側で「激笑 裏マスメディア~テレビ・新聞の過去~」と称し、堀江貴文氏(@takapon_jp)や小飼弾氏(@dankogai)、山本一郎氏(@kirik)や津田大介氏(@tsuda)、さらには上杉隆氏(@uesugitakashi)といったネットの著名人たちが、NHKの番組を見ながら意見を言いあう姿がUstream配信された。こちらの番組は同時視聴者数が最大8000人を超え、トータルで14万ビューを超えるPVを集めた。
Ustreamを見たユーザーからは「メディア=テレビ=世間なので『建前』だけど、Ustream中継というのは『信じられたい本音』や人間性というのが滲み出る」「完全におっさんの呑み会だが、かなり面白い」「生で見てるから盛り上がったんだよね。録画なら見ない。放送だろがネットだろが、生で見て皆で共有出来る『コンテンツ』の価値を再認識」という感想が上がっていた。
NHKの番組終了後、NHKの公式アカウント担当者が「もう腱鞘炎になりそう」「次回やるときは人を増やしてほしい」といったグチをこぼしていたあたりにも、ネットでの盛り上がりが伺えるだろう。
フォロワーアイコンで「ファイアー!」「アイスストーム!」(24日)
24日、「フォロー欄でパズルゲームの『ぷよぷよ』をする」という驚異のアカウントに注目が集まった。
これはユーザーアカウントの右側にある「フォロー中」欄に、直近のフォローユーザーが並ぶことを利用したメディアアート。GIFアニメをアイコンに使った複数のアカウントを作成し、色にあわせ順番にフォローしていくことで、6×6のキャンバスを使った「ぷよぷよ」画面状の作品に仕上げている。
ユーザーからは「発想の勝利」「アイデアに脱帽」「無性にぷよぷよやりたくなった」「俺よりうまい」「朝から仕事で少しへこんでたが元気出た」といった激賞の声があがった。
だが、アカウントは約半日で削除されてしまい「アカウントの無駄遣いは許してくれないのね」「連番アカウントがスパム判定くらったか、そもそも動画GIFが御法度だったのか」「何でsuspendされたんだろう……怖くなってきた」という声があがり、作者からも「無駄なアカウントとった罪悪感は否めない」というコメントがあった。
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