「カノジョ」に大切なものが盗まれる(26日)
8月の発表から2ヵ月半、iPhoneアプリ「バーコードカノジョ」が26日に配信されたが、あるユーザーがツイッターで「個人情報を抜いている」と指摘。それにプロデューサーが反論するなどして騒動となった。
バーコードカノジョは、iPhoneのカメラでバーコードを撮影すると、画面に女の子のキャラクターを生成するアプリ。キャラクターは商品のバーコードごとに異なり、パターン数は7兆通り。商品を最初に登録した場合、自分の「カノジョ」として登録できる。
ユーザーからは、「カノジョが想像以上にかわいい」「珍しい商品を探したくなる」「楽しい! でもそんな俺気持ち悪い!」と大好評で、AppStore無料アプリでベスト10に入る人気を集めた。
だが、「このアプリは、メールアドレス、パスワード、Twitterアカウント、位置情報といった個人情報が保存される仕組みになっており、これを利用すれば、効率的に広告が配信できる」という内容のチャットログがツイッターで公開されてしまった。
バーコードカノジョのプロデューサーである岩崎氏(@kimi_iwasaki)は「(ログにある)会話の事実は確認できない」と否定したが、「利用規約やプライバシーポリシーの類いが一切確認出来ない」「バーコード美人局」と怪しむ声があがった。
「パスワードを平文で保存してるサービスは多い」「さんざ『顔とメアドを入手するツール』って言われてた顔チェキでも実害なかった」といった感想も見られたが、個人情報は大切なもの。他のサービスと別のものを使うなど、前もって対策を打っておきたい。
※ 掲載時、個人情報に関する記載で事実と異なる点があったため、一部を修正しました。ご迷惑をおかけいたしましたことをお詫びいたします。(2010年11月4日)
ツイッターをきっかけに7年ぶりの再会(27日)
28日、Twitterでの発言をきっかけに7年ぶりの再会を果たすという偶然が起きた。
発端は、「"design"と笑い男」という記事。笑い男は、アニメ「攻殻機動隊 Stand Alone Complex」に登場するテロリストのマークのこと。笑い男をデザインしたPaul Nicolson氏にインタビューをしたブログが人気を集め、「モノを、情報をデザインすることについて強く共感した」とツイッターで絶賛された。
この記事を見た1人のユーザーが、当時監督をつとめた神山健治氏(@kixyuubann)に、「Paul Nicholson に笑い男ロゴを依頼することになった経緯」と尋ねると、脚本家として参加していた佐藤大氏が知り合いのPaul氏を紹介したのがきっかけと説明した(まとめ)
会話の中で「ポールさんとは一度しかお会いできてない」とツイッターで話していたのを見ていた石井プロデューサー(@icitomohiko)が、偶然来日していたPaul氏と連絡を取り、対面することに。神山氏も「7年ぶりの再会に感動!」と前夜のつぶやきが出会いにつながった奇跡を喜んでいた。
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