メールに始まりワンセグやアプリなど多様な機能が盛り込まれてきた携帯電話。しかし、通話中は液晶ディスプレーを見られないのが弱点。そこで富士通は、世界初のセパレート型携帯電話を発表。ユーザーの“ながら”作業をサポートする。
富士通は23日、液晶ディスプレーとキーボード部分が分離する世界初のセパレート型携帯電話「docomo PRIME series F-04B」を発表した。双方を分離させることで液晶ディスプレーでメールの閲覧と作成、インターネット閲覧、ワンセグ視聴をしながらの通話など、新しい使い方ができる。
キーボード部分には通常のテンキーとQWERTYキーボードの両方を搭載。マイクとスピーカーも搭載しているので、液晶ディスプレーなしでも通話可能だ。
そのため、イヤホンがなくとも液晶ディスプレーを見ながら、キーボード部分を耳に当てることで、周囲に会話内容が漏れることなく閲覧/視聴が可能だ。また、液晶ディスプレー部分にはカメラを搭載しているので、キーボード部分をリモコンにしてシャッターを切るなどといった操作もできる。
どちらかのパーツをなくしてしまった場合に備え、光と音で探せる「ケータイサーチ」機能も搭載。また、本体を腰に付けることで、ゴルフのスウィングフォームを測定し、理想のスウィングのための診断やプロゴルファー江連忠氏のアドバイスが表示されるなど、独創性の高い機能もある。
カメラは1220万画素、最大ISO感度は25600、広角28mmレンズとかなりの高スペック。ホワイトボード撮影というモードもあるので、会議などで書かれた文字をメモ代わりに撮影可能だ。
本体サイズは幅51×高さ114×奥行き20mmで、重量は約169g。液晶ディスプレーは約3.4インチTFTカラー。
さらに、本製品と同時に別売りの「プロジェクターユニット F01」も同時発表。ワンセグや写真、動画などを最大66インチの大画面で投影できるため、ビジネス文書を会議で見たりと、活用の幅が広がる。
docomo PRIME series F-04B、そしてプロジェクターユニット F01は、ともに26日よりNTTドコモから発売される。