携帯端末とネットの普及により、気になる情報は高速に入手できる時代。今回、丸紅情報システムズはそうした時代背景に応える情報伝達デバイスを発表した。
丸紅情報システムズ(株)は12日、タッチパネルと無線LAN、非接触ICカード技術「フェリカ」対応のリーダーライター「ポップナビ ツー」を発表した。フェリカ対応ゆえ、おサイフケータイ対応の形態電話をかざすとウェブサイトの閲覧や(株)NTTドコモのトルカサービスの受信、アプリの起動、メール送信などを自動で行える。
また、タッチパネルにはスポーツや音楽など複数の項目を表示し、それに対応したコンテンツや機能を呼び出すといった操作ができる。
さらに、搭載の無線LANと同時発売の端末管理サーバソフトウェア「ポップナビツー ディーエス」を組み合わせることで、遠隔地からインターネット経由でポップナビ ツーの設定を変更することもできる。
活用例としては、店舗の商品棚に設置することで、食品であればアレルギー情報や料理方法の案内。ほかにも携帯電話の着信音や待ち受け画像の提供などに利用できるとしている。
なお、ポップナビ ツーのタッチパネル操作や表示する画面、携帯電話利用時の操作内容は付属のソフトウェアで簡単に設定できるため、プログラムの知識などは不要。
スペックは、タッチパネル機能搭載の8インチの液晶ディスプレーを搭載し、解像度は800×600ドット。データの入力インターフェースはSDメモリーカード(SDHC対応)、USBおよびミニUSB端子、Wi-Fi IEEE802.11b/g。また、1.5Wのステレオスピーカーを搭載し、対応音声形式はMP3/WMA/WAV、対応映像と画像形式はMPEG1/MPEG4/H.264/Motion JPEG/JPEG/BMPとなる。本体サイズは幅280×奥行き29×高さ183mmで重量は760g。
ポップナビ ツーの価格は7万4800円。16日より販売開始で、25日から出荷が開始される。