WR8700Nイーサネットコンバータセットの接続
WR8700Nとイーサネットコンバータ子機「AtermWL300NE-AG」のセットは、テレビ受像器をイーサネットコンバータに接続し、本体のWR8700Nと5GHz帯の11n/aで安定して通信できるように設定されたセットである。
単純に5GHz帯の11n/aを使った通信を行うというだけでなく、 マルチキャストデータを安定的に流すことができる拡張クライアントモード対応により、安定した高速でクリアな映像を再現している。これがWR8700Nで新たに加わった「TVモード」ある。
本体側面に「TVランプ」があり、これが緑点灯でTVモードが設定されていることがわかる。このランプはテレビ受像器を接続するイーサネットコンバータ側にもある。では続いてイーサネットコンバータについて簡単に紹介しよう。
イーサネットコンバータは、WR8700Nの子機として動作する端末である。本体側面のLEDをみるとPOWERランプ、LINKランプ、AIRランプ、そしてTVランプの4つのLEDが備えられている。WR8700N(親機)とセットになっているためちょっと誤解しやすい点だが、イーサネットコンバータの役割はUSBタイプの無縁LANアダプタと同じように親機と通信する「子機」である。そのためAIRランプが一つしかない。
11n/aと11n/g/bのどちらで操作しているかは、LINKランプの色で識別する。2.4GHzで接続されている場合は緑点灯、5GHzで接続されている場合は橙点灯となる。
WR8700Nイーサネットコンバータセットは、購入後すぐにテレビを接続してつなげられるよう、出荷時に5GHzの11n/aで接続されTVモードになるように設定されている。
設定操作も簡単にできるように配慮されており、WR8700N本体のWAN側設定をらくらくネットスタートで終えたあと、イーサネットコンバータの電源を接続し、POWERランプが点灯していることを確認して、イーサネットコンバータのらくらくスタートボタンを6秒ほど長押しして、POWERランプが緑点滅になったら離す。
次に親機のらくらくスタートボタンを長押しし同じようにPOWERランプが緑点滅になったら離す。しばらくすると親機とイーサネットコンバータのPOWERランプが橙点滅に変わる。ここで親機のらくらくスタートボタンを長押しして、親機とイーサネットコンバータのPOWERランプが橙点灯になったら離す。設定時に注意があるとすれば、らくらくスタートボタンの押す順番がイーサネットコンバータ、親機、親機となることぐらいだ。
なおイーサネットコンバータは11n/aと11n/g/bをサポートしており、どちらを優先的に接続するかは、コンバータの背面にあるスイッチでき切り替える。つまみが二つあるが、上側のつまみが有効である。
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