バイドゥ(株)は3日、「Baidu モバイル」をさらに使いやすいインターフェース画面に改良したと発表した。これは、iPhone/iPod touchから利用する際の利便性の向上を図ったもの。なお、同サービスは、検索サイト「Baidu」のモバイル版。
今回の改良点は、アドレスバーを自動的に最小化する機能を追加し、検索結果の一覧性を高めた点にある。また、検索ボックスや検索ボタンを大きくすることで、タッチ操作を基本とするiPhone/iPod touchでの操作性を向上させた。画像検索の結果ページの表示速度も向上している。
Baidu モバイルから利用できるのは、ウェブ検索と画像検索に限定される。ウェブ検索に関しては、iPhoneで携帯サイトを閲覧する際、サイトが表示されなかったり、レイアウトが崩れて見づらかったりする事例が多い。
そのため、今回の改良で、デフォルトの状態ではウェブ検索の結果はPCサイトのみの表示に変更された。ただし、以前と同様にモバイルサイト検索をすることも可能だ。
Baiduは、もともと中国の北京にあるBaidu, Incがが運営する検索サイト。現地では、中国のGoogleと呼ばれるほどのシェアがあり、ニュース検索や音楽ファイル検索、MP3形式の音楽ファイル検索など多様なサービスを提供している。
同社は、2006年12月に日本法人のバイドゥ(株)を設立し、翌年3月には日本語版サイトの「Baidu.jp」のベータ版サービスを開始している。
バイドゥは、今後も最善の検索サービスを目指して、改良/開発に取り組んでいくとのこと。そのため、今回のBaidu モバイルの改良にあわせ、Baiduお問い合わせページにて利用ユーザーの意見や感想を募集中だ。