本日8日11時から発売となったインテルの新型CPU「Clarkdale」(クラークデール)だが、同CPUに対応するマザーボードも各社から発売となっている。ラインナップはASRock/ASUSTeK/BIOSTAR/Gigabyte/Intelから計12モデルだ。
3種類の「Clarkdale」対応チップセットが登場
今回「Clarkdale」対応のチップセットとして登場したのは「Intel H55 Express」(以下:H55)と「Intel H57 Express」(以下:H57)、およびビジネス向けvPro対応となる「Intel Q57 Express」(以下:Q57)の3種類。CPUとは「Lynnfield」と同様「DMI」で接続されるほか、VGA専用の「Flexible Display Interface」(FDI)でも接続される点がポイントとなる。
「H55」と「H57」の違いはUSBポート数(「H55」が12/「H57」が14)、PCI Express 2.0x1の数(「H55」が6/「H57」が8)、RAID 0/1/5/10対応(Intel Rapid Storage Technology)の有無(「H55」が非対応/「H57」が対応)となる点。「Q57」は「H57」の機能にビジネス向け機能を付加したものと考えていいだろう。
マザーボード全体的な特徴としては、CPUにGPU機能が内蔵されたことで、発売された全てのモデルでI/O部にVGA/DVI/HDMI(DisplayPortの場合もあり)の各出力インターフェイスを備えているところ。また、それを受けてか各メーカーともmicro ATXフォームファクタのモデルを積極的にリリースしている点も「Clarkdale」対応マザーの傾向といえる。
販売価格は一番安いモデルで9000円前後と非常にリーズナブルな印象。やや穿ったみかたをすれば、その分「CPUに価格が上乗せされている」とも考えられる。とはいえCPU内蔵のVGA機能を使うのであれば、他のプラットフォームと比較してもトータルコストを安く抑えることができる可能性は高い。各モデルの価格および販売ショップは次ページを参照のこと。
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