NVIDIA製のミドルレンジクラスのGPU「GeForce GT 240」を搭載したビデオカードの販売が本日23時01分から解禁。秋葉原のショップでは明日の開店と同時に並ぶこととなる。
「GeForce GT 240」は、既存モデル「GeForce 9600 GT」の置き換わりとなる新型のGPU。製造プロセスはエントリークラスGPU「GeForce 210/GT 220」と同じ40nmとなり、「GeForce 9600 GT」の65nmよりも微細化された。
公称スペックはコアクロック550MHz、シェーダプロセッサ数96基、メモリインターフェイスは128-bitで対応APIはDirectX 10.1、OpenGL 3.1。搭載メモリはGDDR5モデルとDDR3モデルが用意され、メモリクロックおよび搭載ファンなどはメーカー任せとされている。
その他、インターフェイスはDVI-I、HDMI、VGAの3系統。元来がノートPC向けのGPUをベースとしていることもあってかNVIDIA SLIには非対応で、PCI Express補助電源コネクタもない。
事前入荷が確認できたのはGALAXY、Gigabyte、msi、ZOTAC、玄人志向の5メーカー11モデル。それぞれメーカーオリジナルファンを搭載しており、搭載メモリもGDDR5 1GB/DDR3 1GB/DDR3 512MBの各モデルが用意されている。
価格および販売ショップは以下の通りで、概ね1万円前後のスタートとなる模様。もっとも、ほぼ同価格帯にいまでは値段の下がった「GeForce 9800 GT」が存在している。DirectX 10対応の過去のモデルとはいえ、パフォーマンンスを比較するとユーザーにとっては悩みの種となりそうである。
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