10月14日にα版がリリースされた国産Webブラウザーの最新版「Lunascape 6.0」(開発コードネーム:ORION)。豊富に提供されているFirefoxアドオンのサポートが最大の特徴だが、今回新たに“サイドバー表示用のFirefoxアドオンを複数同時使用が可能”なβ版がリリースされた。
表示中のWebサイトと同時に閲覧できるサイドバーには、多くのFirefoxアドオンが提供されているが、標準ではサイドバー用のアドオンは1つしか使えない。そのため、“複数のサイドバー用アドオンを使うためのアドオン”が有志によって提供されている。
今回のLunascape 6.0 β版では、標準でサイドバー用アドオンの左右と下部への配置、およびフローティング表示が可能になっている。そのため、WebメールやTwitter、RSSフィードの新着確認、地図ページの常時表示など、自分の利用スタイルに応じたカスタマイズが行なえる。
また、ごく短時間のため見つけにくいが、新規タブを開く際にアニメーション表示にすることで滑らかなUI表現を実装したり、WebKitエンジン使用時にページ内検索や印刷が可能になるなど、ユーザーからの意見を取り入れた機能拡張、改善を行なっている。
今回、日本語β版と同時に、英語β版、およびイタリア/韓国/スペイン/ドイツ/中国など9ヵ国語のα版もリリースされた。
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Webブラウザーは今後、HTML5の標準化によって、新たな競争が始まると見られる。新OSの登場に沸き立つPC業界だが、OSのリニューアルに合わせて毎日使うWebブラウザーも新しい製品を試してみるのはいかがだろうか。