「選べるスリム&コンパクト」もau秋冬モデルの1つのテーマ。12mm以下の2機種を用意
「これでもか!」と言わんがばかりのハイスペック機と比べ、それ以外の機種はやや地味な印象を受けがち。しかし、auの新ラインナップを見てみると「かゆいところに手が届く端末」が多い。それは薄さであったり、カラーであったり、デザインと色々。毎日持ち歩くものだからこそ、スペック以外の部分も気にしたい。
かつてないスリムさを実現したワンセグスライド
京セラ「SA001」
京セラ「SA001」
まずはスリムボディが自慢の2機種から。京セラ「SA001」は、ディスプレイに耐久性の高い強化ガラス、指紋がつきにくいクリーンクリアコートを採用したスライド式ケータイである。
厚さ11.9mmとスリムなボディなので、男性ならスーツのポケットに、女性なら小さなバッグに収まりやすい。また、ジョグキーを搭載するので、カーソル移動がスムーズにできる。スライドに連動した機能や「名刺リーダー」、「PCドキュメントビューアー」など、薄型ながらもビジネスに役立つ機能は京セラ製端末のいい部分を受け継いでいる。
女性の手にもすっぽり収まるコンパクトなサイズ。写真の「ボヘミアンピンク」のほか、「イノセントブルー」、「ピーズホワイト」、「サイレンスブラック」の4色を用意する。液晶パネルには光が反射しにくいので、明るい場所でも見やすい
スライド式なのでキーのサイズは小さいものの、幅があるので押しやすい。NEC端末のニューロポインターのように軽やかなカーソル移動を行なえる「ジョグキー」とクリアキーにはアルミの削りだしスピン加工を施している
スライドケータイにありがちな“ぽってり感”を感じさせないのは11.9mmという薄いボディだから。待受時にスライドを開けると、ランダムに画面が変わる「オープンシャッフル」、スライドの開閉と終話が可能な「オープン通話」「オープン終話」、受信メール表示中にスライドを開けると返信メール画面に切り替わる「メール返信機能」などを利用できる
SA001はその型番からもわかるように三洋ブランドの端末だが、京セラブランドの「K002」に搭載されていた「名刺リーダー」を採用した。精度は高く、一文字も間違いなく読み取った。またPCドキュメントビューアーに対応するなど、ビジネスマンにとっても便利な1台だ
薄さ&防水のダブル対応で11.6mm
東芝「T003」
「T003」はIPX5/IPX7相当の防水性能をもつ、厚さ11.6mmの防水ケータイ。3インチのフルワイドVGA液晶は同社の「REGZA」の映像技術により高画質なワンセグ映像を楽しめる。多くの機能は夏モデルの「T002」から継続しており、電子ブックサービス「LISMO Book」なども利用できる。
通常のケータイは3層コートの塗装を施すのに対し、ステンレスのボディに4層コート塗装を施した「シトラスグリーン」と「ルミナスレッド」、マットな質感で指紋や汚れが目立ちにくい「グラファイトブラック」の3色が用意されている
T003のメリットは何と言ってもこの薄さ。11.6mmの薄型ボディに防水機能を備える魅力的な端末だ
4層コートの塗装は非常に鮮やか
キーは押しやすい立体キーを採用するので、薄型ケータイにありがちな押しにくさは感じない