「警告連発」から、「静かに黙ってウイルスをやっつける」に変身?
ここ2~3年間、セキュリティソフトは増え続けるウイルスに対する発見率の高さや精度が競われてきた。そこに迷惑メールフィルターや個人情報漏洩防止機能、ネットワーク攻撃を防ぐファイアウォールなどの機能が追加されるようになると、それぞれの機能の設定がややこしくなり、セキュリティソフトの動作自体もパソコンに負荷を与えるようになってきた。アプリケーションを動かすためにパソコンを使うのか、それとも、セキュリティソフトを動かすためにパソコンを使うのか、手段と目的が入れ替わっている気さえしたものだ。
ところが、一昨年あたりから状況が変わってきている。セキュリティソフトは、目立つことなく確実にウイルスを発見して駆除するようになってきたのだ。ファイアウォール機能も、ユーザーにいちいち通信の許可を求めるのではなく、黙って動作するようになってきた。現在のセキュリティソフトは「ウイルス検出時間が短い」、「ほかのソフトの動作を妨げない」、「設定が簡単」ということをキーワードにしているのだ。
それでは、来年1年間の安全・安心を任せられるのはどのソフトなのか。この記事では「使い勝手」に注目しながら、最新のセキュリティソフト4製品を紹介する。
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