セキュリティ対策ソフトの定番中の定番と言えば「ノートン先生」の名で親しまれている「ノートン インターネットセキュリティ」。最新版となる「ノートン インターネットセキュリティ2010」はウイルスなどの検知率の高さとシステムに影響しにくい軽さが大きな特徴という。
そんなノートン インターネットセキュリティについて、シマンテック コンシューマ事業部門 リージョナルプロダクトマーケティングシニアマネージャーの風間彩さんにお話を伺った。
3種のノートン、メインストリームは?
―― ノートンシリーズの特徴やターゲットについて教えてください。
風間彩(以下風間) ターゲットという意味ではセキュリティーが必要なコンシューマー全員を対象としています。ハイクラスな方や初心者など様々な方がいらっしゃいますが、上級者の方でも初心者の方でも被害に遭われることはあります。クレジットカード被害などがそうですね。
―― 「ノートン 360」と「ノートン インターネットセキュリティ」、そして「ノートン アンチウイルス」のすみ分けをお伺いしたいのですが。
風間 アンチウイルスは単体版のみを求めている方。インターネットセキュリティに関しては標準版という位置づけです。インターネットをするならこの製品ということで、フィッシング詐欺の対策機能なども入っています。360は統合版です。ウイルス対策からパソコンのチューンナップ、データのバックアップまですべてを扱うものとなっています。
―― セキュリティー対策製品として一番推しているのはどれなんでしょう。
風間 360ですね。システムのバックアップと復元まで含めた、総合的なセキュリティ対策ソフトとして薦めさせていただいています。しかし、自分でファイヤーウォールを設定したりするという方も少なくないので、そういう方に向けてインターネットセキュリティ、アンチウイルスを用意しています。
―― 360だけ発売のタイムラグあるのはなぜでしょうか?
風間 春には360が、秋には(インターネットセキュリティとアンチウイルスの)2製品があるというように、タイミングを分けることでお客様にも注目していただくということを意識しています。
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