ユーザーごとにカスタムメニューを設定可能
imageRUNNER ADVANCEは、UIにもこだわっている。
操作パネルには、タッチ操作が可能な8.4インチTFT液晶を採用。解像度もSVGAと高く、メニューなどの画面デザインも美しく、直感的な操作が可能だ。ディスプレー部分は引き出して角度を変えられるチルト機能も搭載している。
カスタマイズ機能も充実している。共通メニューだけでなく、ユーザー認証と組み合わせたカスタムメニューも表示できる。
カスタムメニューには、マクロ機能のように複数の動作を1ボタンで呼び出せる。例えば、Aさん用のカスタムメニューでは、原稿をホチキス仕上げで10部、白黒コピーするといった一連の手順をメニューボタンとして登録できる。コピー後、FAXを送るといった、複数の機能を利用する手順も一つのボタンに登録できるので、頻繁に行うルーチンワークを登録しておけば便利だ。
ユーザー認証は、ユーザー名とパスワードをキー入力する方法もあるが、オプションとして用意されているICカードリーダーを使えば、非接触ICカードを利用したユーザー認証が可能になり、利便性が大きく向上する。
非搭載機種でも、ネットワーク経由でファクス送信可能
imageRUNNER ADVANCEの魅力の一つとして、新たに機器同士の連携機能を備えたことが挙げられる。
imageRUNNER ADVANCEは、FAX機能付きモデルとFAX機能のないモデルが用意されているが、この連携機能を使えば、ネットワーク経由でFAX搭載機の機能を利用して、FAX非搭載機からも、FAXの送受信が可能になる。またFAXの送受信だけではなく、宛先表の共有も可能。一元管理による管理コストの削減やセキュリティー向上に貢献する。
また、本体に標準搭載しているHDDの一部をファイルサーバー的に使える「アドバンスドボックス」機能も便利だ。アドバンスドボックスには、imageRUNNER ADVANCEでスキャンした文書やFAXで受信した文書のほか、PCで作成したOfficeファイルやPDFも保存可能。そのファイルは、PC同士で共有するのはもちろん、同一ネットワーク上にある別のimageRUNNER ADVANCEからも印刷できる。
スキャンした文書は直接PDF化できるほか、XPSやTIFF、JPEGなどの形式でも保存できる。