Core i7を搭載するハイスペックノート
ユニットコム「Progress UXG i7920n/DVR」
ユニットコム「Progress UXG i7920n/DVR」は、CPUにデスクトップ向けのクアッドコアCPU「Core i7」を搭載可能なハイスペックノートである。Alienware M17xとは異なり“ゲームのため”に設計されたわけではないが、Core i7にGeForce GTX 280Mを搭載、ディスプレーはフルHDを上回る1920×1200ドットの17型ワイド液晶ディスプレーを用意するなど、ゲームを高い解像度で楽しむうえでも大いに期待できる構成となっている。
Progress UXG i7920n/DVRはショップブランドのパソコンとあって、各コンポーネントはBTOオプションによる変更が可能。ユーザーの好みに合わせて柔軟にアレンジできるようになっている。
基本構成は、CPUがCore i7 920(2.66GHz)で、チップセットもデスクトップ用のIntel X58 Express、メモリーは3GBを搭載する。GPUはすでに触れたとおり、GeForce GTX 280M(メモリー1GB)を内蔵する。HDDは320GB、光学ドライブはDVDスーパーマルチドライブである。
一方で試用機は、CPUがCore i7 975 Extreme Edition(3.33GHz)でメモリーは6GB、HDDは1.5TB(500GB×3)と、大幅強化された構成になっている。
特に注目したいのは、なんといってもCPUだ。Core i7 975 Extreme Editionはデスクトップ向けのCore i7シリーズでも、最上位のCPUである。処理能力を重視するハイエンドデスクトップパソコンでも、ここまでのCPUを搭載する製品は少数で、CPU面ではそれらを凌駕しているといっても過言ではない。ちなみに、高価なCore i7 975を選択する顧客は意外に多いのだそうだ。
また、ディスプレー解像度が1920×1200ドットである点も嬉しい。本特集全体で見ても、1920×1200ドット表示に対応する唯一の製品で、高解像度の3Dゲームの美しい映像を楽しめる。GPUにマルチGPUを選択できない点が惜しいものの、現時点におけるNVIDIAの最上位GPUを搭載しており、快適に動作しないゲームは少ない。ゲームはもちろん、3D CGの作成やGPUを使ったビデオエンコードといった、負荷の高い処理にも対応できる万能型のノートだ。
Progress UXG i7920n/DVRの主な仕様(試用機) | |
---|---|
CPU | Core i7 975 Extreme Edition(3.33GHz) |
メモリー | 6GB |
グラフィックス | GeForce GTX 280M |
ディスプレー | 17.1型ワイド 1920×1200ドット |
HDD | 1.5TB(500GB×3) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
無線通信機能 | IEEE 802.11a/b/g/n(Draft 2.0) |
インターフェース | USB 2.0×4、IEEE 1394、eSATA、HDMI出力、DVI-I出力、10/100/1000BASE-T LANなど |
サイズ | 幅397×奥行き298×高さ51~60mm |
質量 | 約5.4kg(最小構成時) |
OS | Windows Vista Home Premium SP1 64bit版 |
最小構成価格 | 23万9800円から(現時点で売り切れ、8月上旬に入荷予定) |
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