ヤフーによるGyaOの買収や、ソニーのeyeVio譲渡など、国内の動画配信/共有サービスは再編の兆しだ。一方でニコニコ動画やYouTubeといった動画サービスは相変わらずの人気で、従来のテキストや画像中心のウェブサイトから動画の普及へとウェブコンテンツのあり方も様変わりしてきた。
そんな中、インターネット動向調査「NetView」を提供しているネットレイティングスが動画視聴に関する調査をまとめた。
同社が集計した2009年3月の結果では、テレビ各局が開始した動画配信サイトの利用者数が伸張していることが分かったという。特に他局に先んじてサービスを開始した、日本テレビの「第2日本テレビ」は、昨年10月の3周年を機にリニューアルとサービスの無料化を実施。利用者数を大きく伸ばし126万人とした。
また、「NHKオンデマンド」など後続のテレビ局系動画サイトの利用者数も増加傾向にあるという。
なお、「Yahoo!動画」と「GyaO」は今秋からサービス統合する予定。3月度の利用者数をベースに試算すると、利用者数は974万人となる見込み。これは「ニコニコ動画」を抜いて、YouTubeに次ぐ国内第2の規模となる。