今やNetbook/UMPCをビジネスシーンで見かけることも珍しくなくなった。しかし、光ドライブを内蔵していなかったり、ストレージの容量や価格などの兼ね合いからOfficeアプリを省略するモデルが多いのも事実だ。
マイクロソフトは15日、Netbook向けとして「Office Personal 2007 2年間ライセンス版」を提供開始したと発表した。これは市販パッケージではなく、Netbookのメーカー向けに提供されるもので、購入者はユーザー登録(アクティベーション)から2年間は通常版と変わらずフル機能が利用できる。
メーカー向けなので価格などの詳細は明らかにされていないが、通常のプレインストール版と比べて、割安にプレインストールできるとしている。つまり、Office Personal 2007プレインストールのNetbookが安く販売される(可能性がある)というわけだ。
なお、2年後にライセンスが切れたあとは「機能制限モード」になり、ファイル変更後の保存や新規作成ができない(作成済みファイルの閲覧、印刷などは可能)。この場合でも、アップグレード版(もしくは通常版)を購入してライセンス登録すれば、引き続き通常版として利用可能となる。
2009年4月15日現在、2年間ライセンス版のプレインストールを表明しているメーカーは以下の通り。搭載製品は今月以降、順次発売される見込みだという。
- ASUSTeK Computer
- NECパーソナルプロダクツ
- エプソンダイレクト
- デル
- 東芝
- 日本エイサー
- 日本ヒューレット・パッカード
- 富士通
- レノボ・ジャパン