手首を縦に動かす縦マウスの究極形
minicute エルゴノミクスマウス「400-MA015」
各社からさまざまなマウスが販売されているが、やはり日常的に使うならエルゴノミクスマウスを選びたい。左右非対称で手の平に合うようにやや右(手前側が左に)曲がっているものや、上面が右側に傾斜していて自然に右手をあてがいやすくなっているものが多いが、肝心なのは手首に負担がかからないこと。マウスを傾斜させたデザインも、手首を左右に動かしたときの負担を少なくするためだが、その設計思想をさらに推し進めたのがここで紹介する縦型マウス「minicute」だ。
人の手首は左右(手の平に対して水平方向)によりも上下(垂直、縦方向)のほうが可動域が広く、物を持つ動作でも手を縦にして力を入れるほうが自然だ。つまり、マウスを机などで水平に動かすなら、手の平を立てたほうが自然になる。
また、手の平を水平にした場合は肘から手首にかけての筋肉がややねじった状態となるのに対し、手の平を立てればまっすぐになる。これは、机や椅子の肘掛けに肘を付けた状態で腕の筋肉を自覚しながらマウスを動かしてみると実感できるはずだ。
minicuteは一見するとオニギリのような形状の光学マウスだが、自然な手の角度を重視した縦型マウスだ。以前に同社の「ペンマウス WOWPEN JOY」を紹介したが、さらに縦型デザインを追求したようなデザインだ。
縦に長いボディーの右側面にスイッチ類が配置され、左右ボタンの間にスクロールホイールがあるなど、操作性自体は普通のマウスを横に傾けたようなもの。なので初めて触っても操作に戸惑うことはない。実際、長時間のマウス操作でも手首の疲れはかなり減った印象だ。
キーボードとマウスを頻繁に使い分けるような仕事では、マウスの高さがあるために手を動かすのに若干邪魔になるが、それとて慣れればほとんど気にならない。長時間PCを使う人なら、一度は試してみてほしい。
minicute エルゴノミクスマウス「400-MA015」の主なスペック | |
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型番 | 400-MA015 |
読み取り方式 | 光学式センサー |
分解能 | 1600カウント/インチ |
ボタン | 左右・スクロールホイール |
インターフェース | USB(HID準拠) |
サイズ | 幅120×奥行き75×高さ70mm |
重量 | 約150g |