本記事は、「WILLCOM 03でのBluetooth GPSの活用」をメインテーマに、GPSと地図ソフトとの連動を実践的に解説したもので、入門編、実践編、徹底活用編の全三本から構成されている。
連載第1回の「WILLCOM 03でBluetooth GPSを活用する - その1/入門編」では、導入編として携帯端末でGPSを利用する際に必要な基礎知識を、第2回の「WILLCOM 03でBluetooth GPSを活用する - その2/実践編」では、WILLCOM 03でBluetooth GPSを利用する際の設定方法と実際の利用方法について、そして第3回の「WILLCOM 03でBluetooth GPSを活用する - その3/徹底活用編」では、、「モバイルGoogle マップ」「Pocket Mapple Digital」の活用方法を解説している。ぜひこの機会に最新スマートフォンをハンディナビゲーターとして活用する技をじっくりとご覧頂きたい。
計3回のシリーズとなる本記事では、WILLCOM 03でGPSと地図を利用する方法を考えていくことにしたい。第1回となる今回は、入門編として携帯端末でGPSを利用する際に必要な基礎知識をおさらいしておこう。
携帯電話やスマートフォンのなかにはGPSを内蔵している機種も増えてきた。GPSを利用すれば、自分の現在地がわかり、さらに、移動中していてもどこにいるかを確認することができる。ソフトウェアによっては移動経路に沿って表示するだけではなく、どのくらい先で曲がればいいのかなどを音声で伝えてくれるものもある。
WILLCOM 03にはGPSは内蔵されていないが、Bluetoothが搭載されているため、Bluetooth GPSを簡単に利用することができる。以前、W-ZERO3[es]でBluetooth GPSを活用する方法やNAVITIMEを活用する方法を紹介したことがある。また、ほかのライターの方もモバイルGoogle Mapsの記事を執筆している。
WILLCOM 03でGPSを利用する場合にこれらの記事と大きく違うのは、Bluetooth GPSが利用できるところ。このため、以前の記事の手順は大幅に簡略化される。作業といえば、Bluetooth GPSを購入し、地図ソフトを用意することくらいだ。
現在、日本で発売されていてTELEC認証などを受けているのは、この記事でも使用したIBS Japanの「GPS20C」と「HI-408BT」などだ。両者の基本的な使い方はパスキーが異なっているくらいで、ほとんど同じ様に操作できると思う。
(次ページへ続く)