大日本印刷(株)は3日、サイズが5mm各の小型ICタグ“ACCUWAVE IM-0505”シリーズを開発したと発表した。13.56MHz帯を利用するICタグとしては世界最小クラスという。
“ACCUWAVE IM-0505” |
“ACCUWAVE IM-0505”は、アンテナを多層化して搭載することでICタグのサイズを幅5×奥行き5×高さ0.95mmに小型化し、小型の製品や複雑な形状の製品に埋め込んだり取り付けたりできるようにしたのが特徴。メモリーは1024ビットのEEPROMを内蔵し、ユーザーエリアは112バイト(28ブロック×4バイト)で、10万回の書き換えが可能。複数同時読み取りは30個/秒(アンチコリジョン、タイムスロット方式)。ユニークIDは64ビットで、ブロック単位のライトプロテクト(書き込み禁止)機能も用意されている。国際標準規格の“ISO 15693”に準拠しており、既存のICタグリーダー/ライターの微弱タイプを利用しても20~30mmの距離で読み書きできるという。